《エンジニアの離職率》
エンジニアなどのIT業界は離職率が高いと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
厚生労働省の調査結果ではIT業界の離職率は11位で24.8%となっています。
一見、エンジニアの離職率は低いように見えますが4人に1人は辞めていることになるのです。
決して離職率が低いとは言えません。
IT業界全体の離職率は24.8%ですが、実情はエンジニアだけで見ると50%を超えている企業もあります。
35歳までに80%以上のエンジニアが辞めているのが現状です。
IT企業の社員の平均年齢が他の業種に比べて低いのは、35歳までの社員の離職率が高いことが原因です。
エンジニア全体の離職率が高い原因について、知っておきましょう。
≪エンジニアは3Kが原因で離職率が高い≫
エンジニアの離職率が高い原因は、主に過酷労働が挙げられます。
長時間残業、徹夜、休日出勤により、きついと感じる人が多いです。
また、エンジニアという仕事は神経を使う業務であるため、ある一定の年齢になると体力的に離職せざるを得ません。
また、エンジニア職は3Kと言われています。
3Kとは、「きつい」、「帰れない」、「給料が安い」のことです。
この3Kがエンジニア職のイメージを悪化させています。
「きつい」の根本的な問題は、顧客が要望しているシステムのヒアリングができていないまま開発に移行してしまうことで生じています。
開発後に仕様の変更、追加が発生し、その分の工数を確保できないまま作業が続行されているのです。
「帰れない」というのも「きつい」と同じ問題です。
本来工数の追加があり、納期に間に合わない場合は人員を増やすことが一般的な判断ですが、予算や人材不足などにより、その分の補填をエンジニアに委ねてしまっているのです。
「給料が安い」ことについて、残業代は基本給がベースです。
多くの企業が、基本給を低く抑えてエンジニア手当を多く支給するという給与体系を採用しています。
また、深夜残業や休日出勤を行った人に対しては残業代を上乗せしなければなりません。
そこで、固定残業費などのみなし残業代制度を活用して、残業代を低く抑えているのです。
エンジニアの働き方を改善すると、離職率の低下につながるでしょう。
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